こんにちは。
東京・狛江の谷田部畳店です。
今回のブログはお寺の畳の製作と敷き込む際の技術についてご紹介します。
特別な技術① 紋を合わせる
お寺の畳は一般家庭の畳ではあまり使わない「紋縁(もんべり)」という縁(へり)を使うことが多いです。
その名の通り「紋が入った縁」なのですが、種類もいろいろあります。
種類については前回のブログで紹介しておりますので、よろしかったらご覧ください。
そして、この紋縁を使って畳を製作するのはとても高い技術が必要となります。
というのも右・左・前・後ろの4面の隣り合った畳同士の紋の位置を合わせて作る必要があるからです。
こんな感じです↓
2〜3枚ぐらいだったら大したことはありませんが、お寺の本堂ですので数はとても多くなり大変な作業となります。
緻密に計算・設計をしてから実際に畳製作に入ります。
実は畳というのは、例えばタテ180cm、ヨコ90cmなどとサイズが決まっているわけではありません。
新しく畳を作る時は、お部屋のサイズに合わせて畳のサイズを決めていくのです。
なので同じ部屋でも全く同じサイズということはありません。
それこそ一枚一枚サイズが違うのです。
ですので、紋縁を合わせるのは非常に難しいのです。
特別な技術② 敷き込み
今回、約60畳の全く新しい畳を製作しましたが、大変なのは畳を作る時だけではありません。
畳を敷き込む時も大変なのです。
というのも、お寺は何十年、何百年も前に建てられたものが多いですので、経年による部屋の歪みだったり、床の窪みなどが出てきます。
一般家庭では考えられないほど歪み、窪みがあります。
なので、そのまま畳を敷き込んでも凸凹ができてしまいます。
また、なるべく隙間が出ないようにぴったりのサイズで畳を作っていますので、うまくやらないと入らなくなるということもあります。
しかも本畳(畳の芯の部分がわら製)なのでめちゃくちゃ重いのです。
敷き込みの様子↓
お寺の畳製作、承ります。
弊社では創業70年以上の歴史の中で何度もお寺の畳製作をさせて頂いております。
もうすでに他のご寺院様の畳の製作の予定も入っております。
今回ご紹介しましたように、弊社の職人は高い技術を持っておりますので、畳替えをご検討のご寺院様はぜひ一度弊社へのご依頼をご検討くださいませ。
お見積りは無料です。
畳や縁の見本を持参してご説明の上、お見積り致します。
お問い合わせはこちらからどうぞ。
または弊社にお電話(03-3489-7170)くださいませ。
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