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縁(ヘリ)ひとつで畳の雰囲気はかなり変わります!




こんにちは。

東京・狛江の谷田部畳店です。


先日、あるお客様のお宅にて和室2部屋と床の間の畳替えをさせて頂いたのですが、

「縁(ヘリ)ひとつで畳の雰囲気はだいぶ変わるんだな」ということを改めて感じましたので、

そのことを今回のブログではお伝えできたらと思います。




お部屋の用途によって縁(ヘリ)の色を使い分け


今回のお客様のお宅では和室を2部屋とそのうちの1部屋に床の間があり、

その畳替えをさせて頂きました。



① 濃い茶色の無地


まず初めは床の間がある和室です。


お部屋には大胆な柄模様の入った襖が数枚あり、

また、今まで敷いてあった畳のヘリも柄が入っていました。


少しお部屋全体の雰囲気がゴチャゴチャした感じもあったので、

今回は柄のない無地のヘリをおすすめしました。


今まで柄の入っていたヘリから無地のものに変えるのは(その逆も)、

なかなか勇気のいることで、お客様もかなり迷われていましたが、

お部屋の柱の色と合わせて濃い茶色を選ばれました。


↓ こんな感じです↓



写真で見ると黒っぽいですが、かなり黒に近い濃い茶色となっております。


ヘリを無地にしたことによって、マーブルっぽいおしゃれな模様の襖がさらに映えるようになったかなと思います!




② 落ち着きのある真紅の無地


続いては居間の畳です。

こちらのお部屋は小さなお子さんからおばあちゃんまで3世代の一家団らんの場ということで、

明るい赤をご希望されました。


実は赤色のヘリを選ばれる方は多くなく、とても珍しいケースでした。

畳のヘリというと、無地でも柄でも、やはり渋めのものを選ぶ方が多いのです。


私共もどんな感じに仕上がるかなと思っておりましたが、

とても品のある明るいお部屋となりました。


↓ こんな感じです ↓



新しい畳の緑とヘリの赤のコントラストが鮮やかですね!

一家団らんのひと時もみんなで明るく楽しく過ごせそうなお部屋となりました!




③ 寺院でも使われる格調高い紋縁(もんべり)


最後は床の間のヘリです。

こちらは今までと同じヘリとしました。


紋縁(もんべり)といってお寺の本堂などでよく使われる格調高いものです。

一般的なヘリは今は化学繊維を使っているのですが、

この紋縁は絹製ですので、上質なものとなります。


↓ こんな感じです ↓



この紋縁は大・中・小と3つのサイズがあるのですが、こちらは中サイズ(中紋)となります。

紋縁にすると床の間が気品高くなります。




ヘリ選びもお楽しみください!


畳替えは畳おもても新しくなりますが、ヘリはも新しくなります。

ヘリはたくさん種類がありますので、お好みのものをお選びください。


最近はヘリをつけない「琉球畳」も人気があり、

これもこれでおしゃれで良いのですが、

ヘリのある畳もまた趣があります。


ちなみに弊社ではこんな感じでヘリの見本をご用意しております↓

これ以外にもヘリの種類は数えきれないほどあり、とても分厚いカタログがあります。

ご希望の場合は、そちらのカタログからもお選び頂けます。




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