こんにちは。
東京・狛江の谷田部畳店です。
畳というとお布団を敷いて寝るのが当たり前と思う方が多いかもしれません。
高齢の方でこういう方が最近多いのは確かです。
「足腰が弱くなり、お布団で寝起きするのが大変だからベッドに変えたい。」
「畳にベッドはおかしいから、床はフローリングにする。」
でも、その一方で畳の上にベッドを置く方も多くなっていることもまた事実なのです。
モダンでおしゃれな旅館などでも畳敷きのお部屋にベッドが置いてある客室もたくさんあります。
つい先日、畳の上にベッドを置いているお客様の畳替えをさせて頂きましたので、
ご紹介致します。
「和の畳」と「洋のベッド」の組み合わせはおしゃれ!!
多いのは縁(へり)なし畳と呼ばれる「半畳サイズの真四角の形をした縁のない畳」を敷いて、
その上にベッドを置くというパターンです。
高齢の方だと、どうしても畳というと、昔ながらの長方形のものを思い浮かべる方が多いですが、
最近はこのようなおしゃれな畳もあり、とても人気があります。
このタイプの畳は、「琉球畳」という名前で浸透していますが、
細かいことを言うと「琉球畳」というのは、
「琉球 = 沖縄」で作られた一般的なイグサとは違う種類の七島藺(しちとうい)というイグサを使った畳のことを言います。
しかし、七島藺(しちとうい)の生産量は現在は非常に少なく、
本当の意味での「琉球畳」を使うことは極めて稀なケースなのです。
名前とか意味のことはともかくとして、
おしゃれな縁なし畳は、「和モダン」なお部屋にするのに欠かせないものとなっています。
折り目の向きで色合いが違って見える
この縁なし畳は「目積織り」と言う、一般的な畳よりも折り目の間隔が短い織り方をしている畳表を使います。
また、折り目の向きを交互に変えて敷いていくので、
光のあたり具合で色が違って見えるというのがおしゃれなポイントでもあります。
こんな感じです。
「色が違う畳を交互に敷いているんじゃないの?!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
そんなことはありません。
同じ種類の畳表を使っています(笑)
緑(みどり)ではない縁(へり)なし畳も
最近はイグサではなく、和紙や化学素材を使った畳も出ており、
素材がイグサではないので、赤、黒、青など、いろいろな色を付けることができます。
例えば下の写真のお部屋も畳敷きなんです。
ちょっと信じられないかもしれませんが、こんなシックな畳のお部屋もできちゃったりします。
洋風のシックさもありながら、
畳なので、どこか落ち着く雰囲気も出て、
和洋それぞれの「いいとこ取り」ができてしまうのです。
あなた好みの畳ライフを...!!
畳とあまりなじみのない若い方でも畳が好きという方は意外と多かったりします。
小さい子でも弊社の前を通ると「いい匂い!!」という子もたくさんいます。
赤ちゃんがいらっしゃるご家庭はフローリングの上に畳を敷く方も増えています。
畳はフローリングよりクッション性があるので、
赤ちゃんを寝かせておくのに安心という方も多いのです。
形、サイズ、色など、豊富なバリエーションがある現代の畳は、
きっとあなた好みのものが見つかかと思います。
ぜひどんなことでもお気軽にお問い合わせください。
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