「ステイホーム」で畳張替えの需要も増加
こんにちは。東京・狛江の谷田部畳店です。
東京も寒い日が続いていますね。
コロナ禍により、在宅勤務の方も増え、
自宅にいる時間が長くなったので、快適に過ごせるよう、
お部屋の模様替えや大掃除、メンテナンス、リフォームなどをされる方も多いようです。
それに伴い、畳や襖、障子などの張替えのご依頼も多く頂いております。
今回はマンションにお住まいのお客様より、畳と襖の張替えをご依頼頂きました。
① 畳のビフォーアフター
② 襖のビフォーアフター その1
③ 襖のビフォーアフター その2
集合住宅の建て付けや床は特に歪みやすい
今回の施工で改めて感じたことは、マンションや団地などの集合住宅のお部屋の建て付けや床は、
特に歪みやすいということです。
まず、大前提として、どの建物も建築安全基準をクリアした上で建設しているので、
安全面は問題ないかと思います。
しかし、高層住宅や集合住宅は建物全体でかなりの重量になりますので、
その重みが各戸の建て付けや床に少しずつ負荷がかかってきて、
歪みが生じてきてしまうのかもしれません。
特に地震が起きた時などは、戸建より高層住宅や集合住宅の方が揺れますので、
余計に負荷かかるのでしょう。
また、集合住宅や戸建といった建築の種類に関係なく、
木材建築は長年使っていれば、多少なりとも歪みが出てくるのは自然なことでもあります。
この他にも歪みが生じる原因はいくつか考えられます。
快適にお使い頂けるよう、歪みや段差の調整も大切な仕事
前回のブログでも書きましたが、弊社は「畳や襖をただ張り替えればいい」とは考えていません。
張替えをして、見た目をきれいにした上で、
お客様が快適にお使い頂けるための調整作業も大切な仕事です。
建て付けの歪みにより襖がスムーズに動かない時は、滑りを良くしたり、枠の歪みを矯正する。
畳を敷き込んだ後に、隙間や段差ができていたら、見栄えが良く、そしてお部屋を使っていて支障が出ないように調整する。
ここまでしっかりさせて頂いて施工完了なのです。
施工後の調整作業を「しない、できない」畳店もある
中には畳を敷いた後、明らかに隙間ができてしまっているので、
お客さんが「前より隙間が出ちゃってるから直してちょうだい。」と言っても、
「これは使っている内になくなってきますから!!」
と言って、何もせず帰ってしまう畳店さんもあるようです。
使っている内に隙間がなくなることはほぼありません。
そもそも隙間や段差を調整するのは、
畳を敷いた後だけではなく、
最初に畳を引き上げる時に、チェックをして、
張替え作業の段階で調整しておくこともあるのです。
弊社にもこういったご相談を受けることがしばしばあるのですが、
弊社で施工をしていない以上、事情が分からないので、
いつも困ってしまいます。
特に薄利多売方式の安売りの畳店さんなんかは、
職人ではなく、アルバイトさんが畳を敷いたり、襖を入れ込んだりするところもあるようなので、
細かな調整作業はしないし、できないのでしょう。
せっかく張り替えるなら確かな技術、安心の品質のお店に!!
もし畳を張り替えたとしたら、少なくとも今後数年は張り替えないと思います。
せっかく張り替えるなら、値段だけでなく、確かな技術、安心の品質を提供してくれるお店に頼んだ方が、長い目で見たら良いかと思います。
弊社はアフターケアもしっかり致します。
施工後、何か不具合、不都合がありましたら、すぐに対応致します。
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