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お寺の本堂の畳替え 今日は採寸しました



こんにちは。

東京・狛江の谷田部畳店です。



お寺の本堂約60畳を新しい畳にします。


今回、神奈川県K市のS寺様の本堂の畳替えを担当させて頂くことなりました。


合計約60畳、全て新しい畳に入れ替えます。

床(とこ、畳の芯の部分)が藁でできた昔ながらの本畳です。


現代は軽くてカビ・ダニ予防にも効果的なボード材を使った床を使うケースが圧倒的に多くなり、

本畳 = 藁床(わらどこ)を使って新しく畳を作ことは最近ではめっきり減りました。


しかし、こちらのお寺様は、「やはり本堂は昔ながらの畳で!」というご要望で、

本畳を使うことになりました。


藁床にもいろいろ種類がありまして、今回はかなり上質のものを使います。

藁がどれだけ詰まっているかで、良し悪しが変わってきます。


藁がたくさん詰まっているほど重くなるので、畳店側としては畳を製作する時や、

敷き込む時の持ち運びが大変なのですが、昔は全て藁床だったので先人の方達の苦労には頭が下がる思いです。


高度成長期時代に建てられた団地などは5階建てまでは、エレベーターがないものも多く、

当然ですが人の手で階段を登って運んだというのですから、

想像しただけでも気が滅入ってきます...




縁(へり)はお寺の畳でよく使う紋縁(もんべり)


そして縁(へり)は一般的なものではなく、お寺などでよく使われる紋縁(もんべり)という種類のものを使います。


下の写真のようなものです。



この紋縁を使って畳を製作するのは非常に高い技術が必要となります。

上の写真をよく見て頂けると分かるかと思いますが、

隣り合った畳同士で縁の柄を合わせているのです。


これはかなり難しいもので、うまく作れない畳職人さんもたくさんいます。

実際、他のお寺で紋縁の縁合わせがきれいにできていない畳を見たこともあります。


今回も紋縁を使ったものとなります。




畳のサイズは1枚1枚違う


ところで本日は畳製作の前に畳替えをする本堂の採寸に伺いました。


畳というのは実はオーダーメイドなのです。

新しい畳にする場合、まずお部屋の採寸をして、ぴったりと合うように畳を作るのです。


例えば100戸入っているマンションの場合、大袈裟に言うと100部屋全てサイズが微妙に変わります。


現代の建築技術は高くなっているとはいえ、やはり人間が作るもの。

ミリ単位まで全く同じサイズの部屋になることはあり得ません。

四つ角も90度ではなく、微妙に違っていたりするのです。


ですので、必ず採寸が必要なのです。

ましてや築何十年、何百年も経っているお寺などの場合、

部屋の形に歪みが出ることが多いのです。




納品完了後に改めて報告します!


これから畳製作に入っていきますが、納品が完了しましたら改めてこちらのブログにてご報告致します。


一般家庭の畳とはまた異なるお寺の畳。

どんな感じに出来上がるか、どうぞお楽しみにお待ちくださいませ。



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